香りづくりのはじまり~フィリピンとの出会い~
運営メンバーである尾崎と宮村は、大学生のときに、国際系のサークルで知り合いました
もともと海外に対する興味が強く、在学中に尾崎はヨルダン、宮村は中国にてボランティア活動等をしていました
大学卒業後は、全く違う業界に勤めていましたが、二人ともが心の中に共通して
「これまでの自身の経験を活かして、何か国際貢献に直接繋がるような活動がしたい」
という思いを抱えていました
そんな中、久しぶりの同窓会で再会し、それぞれに今後やってみたいことなどを話し合いながら意気投合して以降、一緒に活動を始めることとなりました
そして、わたしたちが本格的にフィリピンを舞台に活動を始めることになったのは、フィリピン・ザンバレス州在中のMozo家の皆さんとの出会いが発端です
何かできることはないだろうかと思案しているさなか、宮村の地元千葉県の中学校の同級生から、
「フィリピンの親戚が農業を始めたいといっているけど興味ないか」と声をかけてもらったことがきっかけです
面白そうだなと思った宮村がすぐに話を聞きにいき、紹介されたのがMozo家のジェイソンさんでした
フィリピン・ザンバレス州を訪問
プロジェクトの指導は2020年、コロナの影響により現地への渡航は叶わなかったため、毎週のオンライン会議を通じて、手探りで農園の経営を一緒にスタートしました
そして2022年5月になってようやく、渡航制限が解除され、フィリピンに渡航し、初めてMozo家の皆さんと対面を果たすこともできました
初めて見るフィリピンの農村の風景や人々の力強さ、そして何よりもフィリピンの持つ魅力に感銘を受け、以降、フィリピンの特産品を使った製品の作成へ向けてモチベーションが高まると同時に、現地の抱える社会課題の解決に寄与することができるような活動にしていきたいという強い想いを抱くようになりました
失敗と試行錯誤の日々
ブランドの立ち上げに至るまでは数えきれないほどたくさんの失敗や挫折がありました
はじめは農園で採れた作物を使った加工食品を作り日本へ持ち帰ろうと目指していましたが、様々な規制や技術の壁が立ちはだかりこれを断念
農園の運営においても、農作物が思うように育たなかったりといったこともありました
それでもどうにかあがいてみようと決めたわたしたちは、色々な手がかりとなる情報を集めるべく図書館に通ったり、日本各地の農園に見学に行ったり、マニラで開催された学会で発表を行い情報や協力を募ったりと地道な活動を続け、「フィリピンの香りを日本に届けよう」と思い至りました
香りを通してフィリピンの魅力をお伝えしたい
試行錯誤の日々を経て、わたしたちが辿りついたのは精油作りの道でした
熱帯地域に属するフィリピンでは、日本と全く異なる気候の下でユニークな果物、花が栽培・自生しています
フィリピンのバナナやマンゴーはすでに日本でも非常に有名ですが、嗅覚でもわたしたちを楽しませてくれる植物が豊富に分布しています
そこで、そのような「香り」を現地から直送できる精油は、新しい形でフィリピンの魅力を皆さんにお伝えできる方法だと確信しました
わたしたちの目指すもの
わたしたちはフィリピンでの香りづくりを通して
「社会課題の貢献に寄与すること」を目標としています
そのため、香りづくりにおいて3つの原則を遵守しています
わたしたちの作った香りを手に取っていただいたお客様
原料の生産、加工の工程に関わるすべての現地スタッフ
一人でも多くの人に笑顔を届けられるような香りづくりを目指しています
Mozo家からのメッセージ